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今かぐわしき人々 第2回 大橋マキさん(アロマテラピスト)
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    第2回 大橋マキさん(アロマテラピスト)

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フジテレビのアナウンサーという華々しい表舞台を経て結婚し、現在はアロマテラピストとして人と人をつなぐ仕事をなさっている大橋マキさん。ご主人の転勤で今はミラノ生活を満喫中の大橋さんが、ほんの少し日本に戻られたのを機に、インタビューさせていただけることに。
湘南で暮らしておられた頃の話、ミラノの話。彼女の心優しい話ぶりは、まさにいい匂いがしてくるようです。

温かい記憶が蘇った、アロマテラピーとの出会い

大橋マキさん①

少しミラノのマダムの大人っぽさをまとったかに見えるマキさんは、帰国時の過密なスケジュールを縫って、来てくれました。

「大人っぽい?これ、母の服なんです(笑)」

飾らない笑顔に、周りがぱっと明るくなるかのよう。
アナウンサー時代には本当に忙しく日々を送っていたマキさんは、いったいどのようにしてアロマテラピーと出会ったのでしょう。

「直接のきっかけは、放送局勤務時代に情報番組の取材でアロマテラピーサロンを訪ねた時のことでした。睡眠や食事もきちんととれないほど忙しく過ごしていた当時、取材の本番中にも関わらず、アロマテラピー施術中にうっかりうとうとしてしまったのです。初めてお会いしたセラピストさんにこんなにも気持ちを許し、リラックスしてしまうことに驚きました」

さらに驚くべきことに、うとうと眠ってしまった施述中、マキさんに、ある記憶が蘇りました。

「高校生の頃、脊柱側弯症という成長期の病気で、日中や就寝時のコルセット治療とあわせて、母が背中をさすってくれていたのですが、ある夜、母が背中に手を置いたまま寝てしまい、その時、母の手の温もりと辛い治療が相まって、涙が溢れたのでした。その瞬間の記憶が突然に蘇ったんです。驚きましたね」

その体験取材の翌日、マキさんはアロマテラピーの通信講座を申し込んだのだそうです。

「当時、アナウンサーとして伝えることを日々模索していた私には、言葉ではない、タッチやアロマがもつ”コミュニケーションの力”、”心や記憶を引き出す力”に心底、突き動かされるものがありました」

マキさんはそれから、どんどんアロマにひきこまれていきました。

「アロマは机の上だけで学ぶより、自分の鼻で向き合い、人との出会いのように真っさらな気持ちで出会いを楽しむものなんだなぁと、何年たっても思います。さらに、日によって、あるいは体調や天気、様々な条件によって、香りへの印象が変わるんですね。まるで生き物と生き物。昨日は好きだったけど、今日はちょっと違うな…そんな”ただ、鼻に正直になれば良い自由な世界”なんです」。

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