甘くて爽やかな果実そのままの香りで、その親しみやすさは誰をも笑顔にしてくれます。
オレンジは15~16世紀にインドで生まれ、4000年以上もの長い歴史があるそうです。あの有名なギリシャ神話の中にある黄金のリンゴは、オレンジのこととも言われているんだとか。
オレンジの樹木は、葉からプチグレン、花からネロリ、果皮からオレンジのアロマが抽出され、アロマの世界において重宝されています。1つの植物から3つの香りが楽しめるなんて、すごいですよね。
また、オレンジのアロマには少し苦みのある香りのビターオレンジと、果実の甘い香りのスイートオレンジがあります。一般的に良く使われているのはスイートオレンジで、明るくポジティブな気分になりたいときによく使われるそうです。一方でビターオレンジは、リラックスしたいときに使うのがおすすめらしいので、その時々の気分によって使い分けるのが良いかもしれません。
万人受けするため、アロマだけでなく、食べ物や香料として広く使われているオレンジ。
アロマ初心者の方でも馴染みやすいと思いますので、アロマ選びに迷ったらオレンジから始めるのも良いでしょう。
心への作用
ポジティブになりたいときに
なんとなく心がもやもやして、落ち込んでしまいそうになったらオレンジの香りのアロマを嗅いでみてください。気分が明るくなるとされているその香りと、頭に浮かぶ鮮やかな橙色は、ポジティブな気持ちにさせてくれると言われています。
ほっとしたいときに
みずみずしいオレンジの甘い香りが心を落ち着かせて、ほっと一息つかせてくれるそうです。
特に寝る前や緊張しているときに良いとされていて、安心感や幸福感をもたらしてくれると言われているんだとか。眠りが浅いとき、寝つきが悪いときに使ってみてください。
身体への作用
お腹の調子が悪いときに
胃腸の働きを促し、食欲不振や消化不良にピッタリな香りと言われています。
お腹がスッキリしないとき、お腹がなんだか緩いときに使ってみると良いでしょう。
肌の調子を整えたいときに
毛穴の開きや頭皮のフケなど、お肌の悩みにおすすめとされています。
むくみや肌荒れを早く治したいときに、香りに癒されながらアロマを楽しんでみてください。