2018年10月にフレグラボのこのスペシャル・インタビューで「これからはシンガー・亀井登志夫でも頑張っていきたい」と歌うことを宣言してくれた亀井登志夫さん。
あれから5年。徐々にシンガーとしてのスケールも大きくなり、5月には初めてのシングル曲『EiKaGen』を発表、10月21日にはビルボード大阪でコンサートを開催します。
そしてまだまだ大きな場所で歌声を響かせたい想いが。…夢を現実にしていくプロセスをしっかり伺いました。
「フレグラボ」での亀井登志夫さんのインタビューは、非常に希少なもののようで、ロングランで読まれている回の一つ。
「僕のインタビューをずっと読んでくださる人がいるなんて、ありがたいですね。ここでシンガー宣言をさせてもらって5年。ますます”歌うことは僕の最後の仕事”だと感じるようになりました」
定期的に東京では目黒・ブルースアレイや六本木・キーストンクラブ東京、大阪では北新地のムルソーというジャズクラブでライブを開催。また、京都の”秋津州”や、静岡の”かねも”ホールなど、特別感のある場所で歌われているようです。
「歌うということは、聴いてくださる方がいてこそなのですが、どこで歌うのかも重要ですよね。良いご縁をいただいて、お客様にも最高の環境で歌を楽しんでもらえていると思います。僕自身もとても楽しい。9月は16日にキーストンクラブ東京、23日には掛川の素敵なベーゼンドルファーがある場所で歌います。ここは、以前、清水・西谷のプロデュースで行ったことがある場所でして」
そういえば第155回に登場してくださった清水・西谷のお二人も、亀井さんと奥様の知永子さんのプロデュースでデビューしたのでした。長い付き合いのなかで成長していったミュージシャンたちがそれぞれ立派に活躍しているのも、亀井さんの情の厚さを物語っています。
「そうそう。シンガー宣言した頃から、時々、二人にはサポートしてもらって。ずっと大活躍している音楽家なんだけど。今は一人で弾き語る形のライブも多いんですが、孤独ですね。孤独を楽しむ感じ。一人で演奏するのは、やっぱり別物。人に頼れない分、自分にすべての圧がかかるから。独特の世界を味わっていますね」。