シナモントーストや京都の八つ橋など、私たちの生活に身近なシナモン。そのスパイシーさと甘さを持ち合わせた独特の香りは、特に女性からの人気が高いんです。
洋菓子や料理など欠かせないスパイスとしても、漢方や生薬としても、世界で幅広く使われているシナモン。インドではカレーに欠かせない3大スパイスの1つとも言われているんだとか。その香り高さから「スパイスの王様」とも呼ばれています。
そんなシナモンは「世界最古のスパイス」とも言われ、旧約聖書やパピルスにも登場しており、紀元前から存在していることが分かっています。ミイラの防腐剤として使用されていた他、官能的な甘い香りは「深い愛情を示す」として、王族貴族の最高の贈り物とされてきたそう。
また、シナモンにはいくつかの種類がありますが、「セイロンシナモン」と「カッシアシナモン」が代表的なものになっています。精油に用いられるのは主にセイロンシナモンで、カッシアシナモンは皮膚への刺激が強いためアロマには向いてないと言われています。
心への作用
疲れているとき、無気力なときに
シナモンのスパイシーで甘く優しい香りが、心を落ち着かせて気分を明るくしてくれるんだとか。
なんだかやる気が出ないなあ、と感じている方にはオススメです。
香りが強すぎるという方は、柑橘系の香りをブレンドするのも良いでしょう。
寂しいとき、孤独感を感じるときに
ネガティブな思考を抜け出し、ポジティブな思考へ促してくれると言われています。
人付き合いに対して深く考えすぎてしまう人は、シナモンの香りでリフレッシュすることで前向きな気持ちで人と接することができるでしょう。
体への作用
体が冷えるとき、体がだるいに
血液の流れを促し、体を温めてくれるとされ、冷え性の方や疲れが溜まっている方にはピッタリでしょう。体が温かくなることでお腹の不調や風邪なども良いとされています。
食欲がないときに
シナモン独特の香りが、無くなっていた食欲を取り戻してくれると言われています。
疲れて食欲もないというときには、シナモンの香りを嗅いでみてください。