ほとんどの人が嗅いだことがあるであろうバニラは、甘めの上品な濃厚な香りが特徴。
バニラ(Vanilla)の名前は、「小さなさや」という意味を持つスペイン語の「vaina」に由来しているそうです。アロマオイルやアロマキャンドル、香水、香料など、私たちにとって馴染みの深い香りのバニラですが、元の姿がどんなものか、皆さんご存知ですか?
バニラはラン科バニラ属の蔓性植物で、クリーム色の可愛い花を咲かせます。しかし花には香りはありません。香りがあるのは果実(さや)の部分ですが、果実の部分も「キュアリング」という成熟作業をしなければ、あのバニラ特有の香りはしないのです。キュアリングが終わった果実をバニラビーンズと呼び、アイスクリームなどの香料などに使用されます。
そんなバニラの歴史は意外と古く、メキシコの先住民たちはタバコの香り付けや香水代わりに使ったりしていたそうです。また、薬効があると信じられていたらしく、熱病や婦人病の薬、催淫剤として用いられたこともあるんだとか。
心への作用
幸せな気分になりたいとき、安眠したいときに
バニラの甘い香りが幸せな気分にさせてくれるでしょう。
特に精神的な疲れに良いとされています。なんだかイライラしているときや余計なことを考えすぎて眠れないとき、バニラの香りを嗅いでみてください。
大切な人に会うときに
催淫作用があると言われているバニラ。気になる異性や、大切な人に会うときに使ってみるのも良いでしょう。より魅力的な香りにしたい場合は、イランイランやジャスミンをブレンドするのもオススメ。
体への作用
生理が来ないときに
きちんとしたリズムで生理が来ない女性は、バニラの香りを嗅いでみてください。定期的に生理が来るように促してくれると言われています。また、痛みを和らげる作用があるとされているので、生理痛が辛い方にも良いでしょう。
ダイエットのときに
バニラの甘い香りが食欲を抑えてくれるとされています。ただ、逆に甘いものが食べたくなるなどの個人差がありますので、ご注意ください。