柑橘系の爽やかな甘さと独特な苦みを含んだ香りを持つライム。
万人受けするその香りは飲み物や料理との相性が良く、ジントニックやモヒートなどのカクテルから、お菓子や料理の香り付けなど、世界中で幅広く利用されています。
ライムはミカン科ミカン属で、レモンと同じ香酸柑橘類という、生食用ではなく主に香り付けの調味料として利用されることの多い柑橘類に属します。5~10月に咲かせる小さな白い花は、果実同様に甘酸っぱい爽やかな香りを発します。原産国はインドとされ、13世紀頃にムーア人によってヨーロッパに伝えられた後、世界中に広まったそうです。
そんなライムは大航海時代において、栄養不足による壊血病を予防するためのビタミンC補給源として重宝されていたほど、ビタミンCが豊富に含まれているんだとか。それに加え、優れた抗菌作用や強壮作用があると言われていて、疲労回復やお肌のケアにも良いとされているんです。
心への作用
ストレスから解放されてリフレッシュしたいときに
ライムに含まれるリモネンという成分が、ストレスや心労を和らげてくれると言われています。
爽やかでシャープなシトラスの香りは不安感を一掃し、いい気分転換になるでしょう。特に夏の暑い日にはピッタリです。
気分を盛り上げたいときに
レモン同様、クリアで刺激的な香りは気分を高揚させてポジティブな思考へと導いてくれるんだとか。なんだか心も体もどんよりしているなあと感じるときにライムの香りを嗅いでみてください。ベルガモットなどとブレンドするのもおすすめ。
体への作用
お肌のケアをしたいときに
収れん作用があると言われているライム精油。肌の脂っぽさやたるみが気になったときに良いでしょう。殺菌作用や抗菌作用もあるとされているので、ニキビのケアにも期待できそうです。
お腹の調子が悪いときに
リモネンを多く含んでいるので、お腹の働きをサポートしてくれるそうです。脂っこい食事をしたあとや、ちょっと食べ過ぎてしまって胸やけがするときにおすすめです。