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「お香の日」って?

4月18日が「お香の日」ということを、皆さんはご存知でしたか?
古代インドから始まったお香の歴史はとても長く、日本にたどり着いてからも日本独自のお香文化を発展させてきました。贈答品として、暮らしの中の楽しみとして、私たちにとって身近な存在となったお香。そんなお香の日本における出来事と、日本人らしい言葉遊びによって1992年に生まれた4月18日の「お香の日」は、お香の文化が広まるように日本の全国薫物線香組合協議会(現:日本薫物線香工業会)が制定した記念日です。

なんで4月18日は「お香の日」?

日本の長い歴史の中で、お香の原料である香木が初めて日本に漂着したのは595年、推古天皇の時代であると「日本書紀」で伝えられているそうです。日本書紀には、「推古天皇三年(595年)4月に、ひと抱えほどの大きな沈水(香木)が淡路島に漂着し、島の人々がそれを知らずにかまどに入れて薪とともに燃やしたところ、とてもかぐわしい煙が立ち上がった。これを不思議に思った人々は、この木を朝廷に献上した」というような内容が記されています。そしてその献上された木は、当時の推古天皇の摂政である聖徳太子によって「沈水香」だと認められたんだとか。ちなみに「沈水香」とは「沈香」と呼ばれる「香木」のことで、品位の高い香りが特徴です。水に浮かべようとしても比重が重たいために沈んでしまうことから、この名がついたと言われています。
この日本書紀の記述にある「4月」と、「香」の字を崩すと「一十八日」になることから、4月18日は「お香の日」と制定されたそうですよ。
お香に関する日本最古の記述はこちらの日本書紀のものですが、お香の欠かせない仏教が日本に伝わったのが595年よりも前、538年であることから、実際の日本のお香の歴史はもう少し早くから始まっていたとも言われています。 (※諸説ある中の一説です。) では、日本書紀に記されていた「沈水香」と呼ばれる沈香の他に、「香木」はどのようなものがあるのでしょうか?

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