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今かぐわしき人々 第100回
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    第100回:葉加瀬太郎さん(ヴァイオリニスト)

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 『情熱大陸』のメロディーは、もはや知らない人はいないのではないかと思えるほど。作曲し、自ら演奏している葉加瀬太郎さんは、日本で一番有名なヴァイオリニストと言えるでしょう。1990年にKRYZLER&KOMPANYのヴァイオリニストとしてデビュー、セリーヌ・ディオンとの共演で世界的にその名を知られることになりました。デビュー30周年を記念し、4月10日から葉加瀬オーケストラを結成しての初のフルオーケストラ全国ツアーが始まります。

《1》待っていてくださるお客様がいる限り。劇場でやらないと伝わらないものがある

 昨年、デビュー30周年を迎えた葉加瀬太郎さん。アニバーサリー企画となったのは、自身のオーケストラを結成してのコンサートツアーでした。しかしコロナ禍で、4月からのツアーは順延することに。

「2017年頃から準備していました。ひとつの舞台の上に50人が乗るわけですからね。昨年3月には衣装も出来上がり、照明もしつらえ、リハーサルをしましたが、やはり無理だということになりました。全国のネットワークを使い、オーディションで楽団員を集めて、当日確認するだけのリハでコンサートができるようなシステムを作っていました」

 昨年3月にそのリハーサルのためにロンドンから日本へ帰国していた葉加瀬さん。5〜6月は野外のコンサートとレコーディングを、そして9〜12月はキャパシティを制限してのバンドでの50公演を敢行しました。

「30人もの人たちと旅を続けて、1人でも感染者を出さないようにと神経をつかいました。打ち上げも、楽屋見舞いもなし。音響や照明など舞台のスタッフは、ウーバーイーツのアルバイトをして頑張ってる人も多かった。僕はなんとか、業界の火を絶やさないように、どうしても公演をしたかった。そして、厳しいながらもできたことは、今、自信になりました。待ってくださっているお客様がいる限り、立ち向かおうと」

 歌手のコンサートはオンライン配信になった例もたくさんありましたが、葉加瀬さんは生演奏にこだわりました。

「劇場でやらないと伝わらないものがありますから。オンライン配信はじっと我慢して、いいものを作って、人数制限があっても生演奏で届けたいと」

 耐え抜いて迎えた2021年。4月10日の埼玉・川口リリア・メインホールを皮切りに、いよいよオーケストラコンサートが始動します。

「クラシックのオーケストラとはまた違う、リズムセクションなども入ったオリジナル・オーケストラですから、きっと楽しんでもらえると思います」

 ツアーは5月15、16日の東京国際フォーラム・ホールAまで全国で13公演。耳馴染みのあるたくさんの名曲がどんなにダイナミックに再現されるのか、期待が高まります。

葉加瀬太郎さん

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