プライベートでは、結婚して28年。先頃、夫のヒロミさんとともに”理想の夫婦”に選ばれました。
「嬉しかったですね。ヒロミさんも『やったー!』と、喜んでいました。『百恵さんと友和さんとこが殿堂入りしたからじゃね?』と(笑)。でもこれから来年落ちたら嫌だなとか、と夫婦して追われる日々ですね…あ、DAIGOさんと北川景子さんに首位の座を奪われるかも(笑)」
お二人はお子さんたちとともにYoutubeを発信。家族で遊ぶ様子が本当に自然に伝わってきます。仲良く過ごす秘訣はと尋ねると、こんな答えが返ってきました。
「ヒロミさんの懐が大きいですね。家庭のこともよくやってくれるし、ゴミ出しまでしてくれる。怒られる時は怒られますけど。私はそれに感謝をすることかな。…それと、行動を深掘りしない。『今日は何をしてるの』とか、やたらと聞いたりはしません。あとはお互いに悪口を言わないことでしょうか」
結婚しても「仕事を続けたらいいよ」と言ったヒロミさん。最初に伊代さんがいた事務所が解散したあと、ヒロミさんの事務所に入りました。
「流れに逆らわずにきた感じです。辞めるきっかけもなかったし。ただ出産の時はわざわざ休業宣言もせずに自然に休んで、また戻ってきました。長男の時は切迫流産の恐れがあって入院したので、前後1年は休んだかな。でもまたいいお話をいただいて、テレビに出させてもらったり」
けれども一時期、伊代さんは『センチメンタル・ジャーニー』を歌いたくないと思った時期だあったのだそうです。
「年齢を重ねていっているのに、いつまでも『伊代はまだ16だから』と歌うのがなんだか嫌で。『16じゃなくても歌うんですか』と言う人もいたし。コンサートでも歌わない時期があったんです。でも、出産で休んだ時期に『この歌ありきだったのに、なんてことをしたんだ』と反省したりもしました」
ところがただ歌うだけではなく、あるとき、バラエティ番組の罰ゲームで『センチメンタル・ジャーニー』を歌っている途中で、上からバケツの水を浴びせられるという台本がきました。
「絶対嫌だ、そんなふうに歌いたくない、と言ったら、ヒロミさんが『ママ、絶対出た方がいい。そんな美味しいことないじゃないか』って言ったんです」
ヒロミさんの「バラエティをバカにすんな」という言葉に、ハッとした伊代さん。
「仕事をいただけることへの感謝。ヒロミさんと結婚しなかったら、わからなかったことですよね」
彼女のその素直さが「愛される理由」なのでしょう。
なんとなく、たまたま使っている香りも、同じCHANELの「CHANCE」のシリーズ。
「私はメイクさんにいただいたその香りのピンク色のヘアフレグランスなどを使っているのですが、CHANCEにはグリーンのもあって、それをたまたまヒロミさんも使っていて。『ママ、買っといて』って言われると買ってきます」。