
デビューして45周年を迎えるコロッケさん。今年はそれを記念した興行で盛り上ることになりそう。1月は東京・明治座で松平健さんと『松平健×コロッケ45周年特別公演』、6月は大阪・新歌舞伎座で『コロッケ芸能生活45周年記念 歌・舞・笑SPECIAL』の舞台が。いつも120%の芸で楽しませてくれるコロッケさんは、楽屋での笑顔にもあたたかい人柄がにじみ出る。「一生芸人、一生感謝」の志をもって歩いてきた45年をしばし振り返ってもらった。
コロッケさんがデビューしたのは1980年。テレビのオーディション番組『お笑いスター誕生!!』で6週を勝ち抜いた。そこから清水アキラさん、ビジーフォー(グッチ裕三さん、モト冬樹さん)、栗田貫一さんと共に『ものまね四天王』の一人としてその時代のものまねブームを牽引することとなる。ネタの数や、ネタ元となる人物の個性をデフォルメしてお笑いにまで昇華させるという意味で、コロッケさんの芸は際立っていた。
「どちらが正しいではなく、ものまねにはコピー派とパロディ派があると思うんです。僕がやり続けているのは、パロディ派。ご本人が絶対やらないことをやっている。観ている人が『そんなわけないだろう』と突っ込んで笑えるようなものですね。だけど、今、テレビではコピー派の人たちの番組もあり、それに慣れている視聴者は、僕らのことを『なんでふざけるの』と思うらしいんですよ」
実際、美川憲一さんのショーでご本人と一緒に歌った後、20代の男性からそういうメールが事務所に届いたらしい。
「時代の受け止め方、というのかな。でもきっとね、コピー派の人たちというのは、本当はアーティストになりたい人たちなんじゃないかな。僕は芸人だから。子どもからお年寄りまでのお客様に笑っていただけることが大事なんです。本来、お笑いの人間は、お客様が一番、自分が二番じゃないですか。自分の芸はこうだ、と押し付けるのは違いますよね」
確かにコロッケさんの芸は一目で見て面白い。そして、ものまねされる側がコロッケさんにものまねされても怒らないのは、完全に彼の芸になっていて、それが観客を心から楽しませているからなのだ。
