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今かぐわしき人々 第269回
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    第269回:ちわきまゆみさん(シンガー、DJ)

    更新日:2026.1.22

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自分が歌うとか歌わないとか別にしても、
音楽に関わる場所で生きていたいと思います。

 ロックでポップでアバンギャルドなシンガーとしてデビューし、司会者やDJとしての素質も花開いたちわきまゆみさん。2月2日には東京・丸の内のコットンクラブでソロとなって40周年を記念するライブを控えた彼女に、その意気込みを語ってもらった。ミュージシャンはもちろん、周囲の人たちに愛されるそのあたたかさは当初から、変わっていない。

《1》ファッションと音楽の渦にいた青春時代

 大きな瞳、スレンダーなスタイル。若い頃から変わらないイメージで現れたちわきまゆみさん。
 まず学生時代には、ニューウェイブ・ユニット、MENUでスタートした。

 

「ニューウェーブな音楽の時代。最初はそういう音楽が好きだったし、歌いたかったんです。高校時代、女の子バンドが流行りましたよね。そこから、好きなバンドの追っかけをしているうちに先輩たちと知り合って『じゃあ歌ってみない?』みたいな。うちは女子校でバンドは禁止だったので『卒業して大学入ったらやります』みたいなね。MENUは18歳からはじめて、20歳ぐらいから業界の人たちとの付き合いが増えてメディアに出るようになりました」

 当時はニューウェーブなバンドが人気を得ていった。「日本のポップスはこうあるべし」という固定観念を破るバンドたちが続々登場した時代だった。

「プラスティックス、戸川純さんがボーカルだったゲルニカ、ゼルダ。私はプラスティックスやシーナ&ロケッツもすごく好きだった。戸川純さんの前座で歌わせてもらったりしていました」

 さまざまなファッションが音楽と共にあった時代でもあった。
「原宿、青山は、デザイナーズブランドがたくさんあって。コムデギャルソンやヨウジヤマモトの黒ファッションの人たちがたくさんいて、どちらかというと私は2C Vとか、もうちょっとカラフルな方へ行きました。ガーゼみたいな素材の服を着るボロ・ルックなのも流行りましたよね。ガーゼを巻いたり、肩のところがわざとほつれていたりするような。なんで高いお金出してそんなボロボロに見せるの、みたいな(笑)。一方でロンドン系パンクファッションもあったし、MILKのようなロリータ・ファッションもあった。今、振り返ってボディコンスタイルだけが取り上げられたりするけれど、違うジャンルのブランドがいっぱいあったし。そこのテイストを日に日によって変えたりもしていました。基本、私はパンク、ニューウェイブ、ロックを行き来していた感じです」

 ファッションによって曲調まで変わっていく。そんな時代。
 しかしそれは、都会っ子のちわきさんのありようだったとも言える。

「生まれも育ちも渋谷です。子どもの頃から、ちょっと歩くと、天井桟敷の劇場があって、寺山修司さんがいて、マネキンがおどろおどろしくくくり付けられたりしていて。そういうものを見てドキドキしていました。表参道には本物の加藤和彦さんと安井かずみさんがいて、髪の毛が青とオレンジだったり。小さい頃から影響を受けていますね。屋根裏という有名なライブハウスもあって、RCサクセションのライブのリハーサルの外に漏れてくる音を聴いていたりしました。いいなあ、ライブ観てみたいなあと。それは小3とか小4の頃です。それが抵抗なくバンドで歌うことにつながっていきました。ちょっとやってみようか、って」。

ちわきまゆみさん

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