あの的中率を誇る占い師、ゲッターズ飯田さんが「僕よりもすごい占い師」と尊敬するのが水晶玉子さん。東洋、西洋の枠を超えて占いを研究し続け、3年前から書籍化したインドの宿曜と呼ばれる占いをもとにした『水晶玉子のオリエンタル占星術 幸運を呼ぶ365日メッセージつき 開運暦』(集英社)がシリーズ累計29万部以上と多くの人に読まれています。
「香りも運気を左右する重要な要素」と断言する水晶さんに、2019年はどんな年になるのか、そしてそれぞれの「宿」のラッキー・アロマを教えていただきます。ご自身の「宿」は生年月日をもとにウエブから無料で検索できます。
女性誌を中心に活躍してきた水晶玉子さんは、占いを勉強するために、社会人になってから大学院にまで通ったほど。
さらに占いをうまく伝えるために、薬膳や中医学も勉強したそうです。
「占いをずっと続けていると、言葉だけでは伝わらないな、ということもありました。言葉より、モノや香り、味、音などで『ああ、そういうことね』とわかって気持ちが変わる人もいる。だから、香りと食べ物で伝えられる薬膳や中医学を学んだのです。香りについては、今回の『水晶玉子のオリエンタル占星術 幸運を呼ぶ365日メッセージつき 開運暦』でも監修いただいている濱美奈子さんからアロマについて学びました」
五感で感じるもののなかでも「香り」が与える影響、伝えるものは大きいと水晶さんは考えています。
「香りは五感のなかでも、本能に近いものですから。占いで一番大切なことは、私は気分転換だと思うのです。占いを読んで『ああ、私は運が悪い』と落ち込むのではなく『よし、もうすぐ良くなるからがんばろう』と、元気になってもらうことが大事なのです。旅行とか、髪を切るとか、洋服を変えるとか、気持ちを変えるものはたくさんあるけれど、そのなかで、香りはすぐに使えるし、影響の大きいものだと思います」。
20代の頃、お茶をやっていた水晶玉子さんは、お茶会の流れで香道をたしなんだこともあるそう。
「聞香、といって、順番に香炉を回していっていろんな香りを聞くものでした。そのとき、白檀の香りはなんて素敵と思って、そのときいただいた小さな香木は長い間、大事にとっておきましたね。今でも白檀をかぐと、20歳の頃の自分のこと、お茶会のときは足が痛かったけど着物が着られて楽しかったな、なんていう思い出が昨日のように浮かびます」
今はウサギを飼っているので、あまりいろんなアロマは使えないと苦笑い。
「ペットにはきついものもあるので、ラベンダーやカモミール、ティーツリーなど、安全なものを使っています」
香りについては、まだまだ探究心が湧いてきます。
「香りは心の扉を開いてくれるし、一瞬にしてファンタジーの世界、別世界を作ってくれるものですから。占いとつながる部分はますますあるように思います」。