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    第4回 山名裕子さん(臨床心理士)

「睡眠障害」にも香りのアンカリングを

日本香堂のアンミング

 SNSの普及。iPhoneのブルーライトの見過ぎ。労働時間が長すぎる。長雨続き。
…現代人には「眠れない」要素がいっぱいです。

「眠れない人に共通するのは、脳は疲れていても体は疲れていない、という状況が多いですね。まずは『今から寝るぞ』という態勢づくりが必要」

ぐっすり眠るためにはいったいどうしたらよいのでしょうか。

「まず朝は太陽の光を浴びてください。そうするとセロトニンという幸せホルモンが出ます。そしてその約15時間後にはメラトニンという催眠ホルモンが出るようになります。夜はぜひ湯船に。人にはお風呂に浸かって体がぽかぽかし、だんだん冷えてきたところで眠くなるという生理があるので、なるべくシャワーだけではなく湯船に浸かることですね。そして、寝るときには寝間着に着替え、リラックスできる香りを漂わせるとよいでしょう。ピローミストなどもよいと思いますよ」。

恋愛にきく香りはフローラル

 臨床心理士の先生はたくさんいますが、ここまで香りと心を研究している先生は珍しいかもしれません。  というのも山名さん、大学時代の卒業論文がまさに「香りと心」だったのです。

「感情に影響を与える香りでランキングを作ったり、性別で好きな香りを探ったり。どの香りがモテるかを調べたりしました(笑)」

 山名さんの研究によると、恋愛にもっともいいのはフローラルの香り。

「人間は自分の領域…、パーソナルスペースというものをもっています。人は場面や相手に応じて、近づかれると不快に感じる自分だけの空間を無意識に決めているんですね。フローラルの香りはパーソナルスペースを狭め、人との距離を縮めるんです。ただしビジネスシーンでは注意が必要です」

 また男性にも女性にも好まれる香りはフルーツ系だったそう。

「甘すぎる香りは嫌がられる傾向もあるので、私は来客がある場合は、フルーツ系を使いますね」

 そして自分でつける場合のとっておきのつけ方は、昼夜、香りを変えること。

「人は夜のほうが開放的になります。だからやや強めにしても大丈夫。ビジネスシーンの昼間と、遊びにいく夜とでは香りも着替えたほうがいいですね」。

 人の香り、には様々なものが混じっています。

「汗にその人の幸せの香りが出るんです。そして、幸せな感情は香りで媒介され、伝染しますから。素敵な香りをまとって、ご機嫌力が高く幸せでいることは、周りもハッピーにするんですよ」

 山名先生の笑顔を見ていると、なんだかハッピーな気持ちになってきました。

山名裕子さん③

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山名裕子プロフィール

(やまな・ゆうこ)著名な精神科医師の父を持つ心理学会のサラブレット。心理学資格の中で最難関とされる臨床心理士の資格を取得。学業に励む傍ら各ファッション誌で読者モデルとして活躍。2014年4月に「やまな mental care office」を東京青山に開院。臨床心理士を国家資格へ、そして、カウンセリングを偏見なく受けられるようにと幅広く活動している。


取材・文 森 綾 https://moriaya.jimdo.com/
撮影 川上 尚見 https://www.naomikawakami.com/

2016.11.14 written by 森綾
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