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今かぐわしき人々 第106回
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    第106回:田村直美さん(シンガー)

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 1987年にロックバンドPEARLのボーカリストとしてデビューし、’94年からソロとして活動を始めた田村直美さん。そこから30年の歩みのなかで『ゆずれない願い』などの元気をもらえるビッグヒット曲を飛ばし、今もその歌声は伸びやかに私たちのところへ届いています。ソロとしての活動の一方で、前回、前々回にご登場いただいた土橋安騎夫さん、野村義男さんたちとのTenpack riverside rock’n roll bandでの活動も絶好調。ますますエネルギッシュでしなやかな「Shota」の姿に、注目が集まります。

《1》ロックンローラーはヒューヒュー言われてなんぼだから

 それは10年前のこと。田村直美さんの20周年のライブは、元レベッカのキーボード・土橋安騎夫さん、ギタリストの野村義男さん、聖飢魔IIのベーシスト・石川俊介さん、The ALFEEのサポートメンバーであるドラムの長谷川浩二さんというスーパーミュージシャンによって結成されることになりました。全員が日本の凄腕ミュージシャン、そしてボーカルは田村直美さんなのですから、その盛り上がりは大変なものでした。

「本番が本当にかっこよくて。物凄く盛り上がったから、ステージ上で思わず『バンドにしたい』って言っちゃったんです。そりゃメンバーも『NO』とは言えないですよね(笑)。全員うまいし、それぞれに歴史があるし。土橋さんが『80年代みたいな音出して』と言ったら義男さんがはいはいってエフェクト外していたりね。そういうの阿吽の呼吸なバンドなんです。みんなのトークも面白い。義男さんが動の面白さだとしたら、石川さんは静の面白さ。ボソッと味のあることを言うのね」

田村直美さん

 バンド名となったTenpack riverside rock’n roll bandは、田村さんの故郷を流れる天白川からとったもの。

「義男さんが長い名前がつけたい、と。子どものころ、近所に川とかなかった?という話で、天白川、テンパクガワがあった、と言ったら、それは綺麗な名前だね、って。そこから始まって日本語がそのまま。でもラジオ局へプロモーションに行くと、DJさんが全部読み間違えないように必死になっていて可哀想で。テンパックでいいですよ、ってね」

 そこから10年、4枚のアルバムを出し、夏には東名阪のツアー、12月にも大きなライブを行ってきました。昨年末は有観客で配信ライブも行いました。

「遠いから会場に来れないという人や、家族の都合で来れない人など、これまでになくいろんなお客さんに知ってもらえるという点で、配信はいいところもあります。お客さんの方が見方を知ってるかも。私たちはここで聴いてくれる人と画面の向こうで聴いてくれている人の両方に伝えないとね。でも、ロックンロールはジャーン、と終わってヒューヒュー言ってもらわないと。ロックンローラーはヒューヒュー言われてなんぼだから」。

田村直美さん

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