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    第142回:南果歩さん(俳優)

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《2》アメリカ製作のドラマで世界進出

 現在、アップル TVで配信されているドラマシリーズ『パチンコ』。南果歩さんは2020年にこのアメリカのドラマのオーディションを受けて合格し、翌年、カナダのバンクーバーで撮影したそうです。

「コロナが始まった頃から、アメリカからのオーディション話が3つ来たんです。緊急事態宣言で、日本のドラマの撮影が全てストップして、うちにじっとしていたときです。だから、できることはなんでもやろうと思っていました。ひとつ目はドラマの1話だけの出演のもの。次はインディーズの映画。そして三つ目に来たのがこのアップルTVの『パチンコ』でした。それを聞いたときは震えましたね。数年前に『今、アメリカでベストセラーになっている小説があって、長いファミリーヒストリーで、在日韓国人を描いているの。日本が舞台になっていて、いつか映像化されると思うよ』と、話を聞いていたからです」

 ちょうどオーディションの話が来た頃、日本語版も出版されました。運が向いているときというのは、どんどん道が開かれていくのでしょう。

「オーディションから全てリモートでした。zoomでロスと日本を繋いで、ムービーを撮って送って。こちらの早朝にオンラインで、襖の前でYoutuber用の丸いライトを立ててセリフを言ったり。面白い時代だな、世界が近くなったな、と思いましたね。どこに居ようがリモートで仕事ができるし、世界中でそれを見ることができる。ということは、誰でも発信者になれてみんながそれを受け止めることができる。急速にそんな世の中になったんですものね」

 撮影はバンクーバーで2ヶ月。その前に隔離期間もあり、その時間をどう過ごしたかは、ぜひ南さんのエッセイ『乙女オバさん』(小学館)で読んでいただきたい。
 出演した物語は彼女自身の出自とオーバーラップしたものでした。

「原作の小説『パチンコ』の著者は韓国系アメリカ人のミン・ジン・リーさんという人で、1910年からの壮大な家族のストーリーです。日本統治下の朝鮮半島で生まれたソンジャという女性が主人公で、彼女の親世代から続く4代の物語が描かれていきます。ソンジャが生きた時代は私の祖父母の時代と重なり、私自身のファミリーヒストリーと重なりました。私が演じることになったのは、ソンジャの次男の恋人で日本人女性のセツコという役。しかも関西弁だったので、運命を感じずにはいられませんでした」。

南果歩さん

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