人生は良いことばかりではありませんが、真実さんはいつも懸命に良い方向へと舵を切ってきた人。
「もう呼吸が楽になりました。何があっても表面はサラサラで、コットン100%で! あれ?何かのCMみたい??(笑)爽やかに生きていきたいんですよね」
いつもいつもは、そんな笑顔にはなれなかったかもしれません。でも熊谷さんを笑顔にしてくれたのは、浜松の地と、そこでできたたくさんの女友達。
「浜松は自然があって、仕事のある東京からも近くて、性に合いました。そして何より、女性たちが明るくて元気で器用。食に関心があり、女性どうしの共同体が作りやすいんです。浜松の彼女たちはいろんなことを教えてくれました。土日を大事にすること、とかね。ルーティンをこなして生きている彼女たちには本当に叶わない。私のことを応援してくださる自称”マミラー”なんていう人たちが現れてくれたり。生活のリズムが違いますね。私にも浜松では6時起きで11時には寝るのですが、東京にいると台本を開いて夜中の2〜3時まで起きていたりします」
もともと、自然がある環境は好きだったそう。
「自然欠乏症候群になるんですよ。時々。全ての症状が自然で治る、っていう本があるんですよ。あ、私それかもと。子どもの頃から偏頭痛があったりお腹の調子が悪かったりしたのですが、そうすると親が学校を休ませて高尾山に連れて行ってくれるんです。あんまりハードじゃないコースでゆっくり歩いて。帰ってくると元気になっていました。だから、そういう意味でも浜松は自然に感動できますからね。しばらく東京にいると、自然がほしい!と思います」