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    第190回:Kayaさん(シンガー)

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《2》歌い手の気持ちに寄り添ってくれる及川眠子さんのプロデュースで

 今回のミニアルバム『renaître』(ルネートル)は、作詞家の及川眠子さんが肝入りでプロデュースしました。
 及川さんとKayaさんの出会いは5年前。

「私は随分前からツィッターでフォローしていて。スパッとはっきり、すごい視点で、誰にも言えないことをおっしゃる方だなぁ、面白いなぁと見ていたんです。5年ほど前、友人のドリアン・ロロブリジーダのトークイベントを観に行った時、たまたまお隣が及川眠子さんだったんです。ついにお会いできた、という感じでした」

 Manaさんとの仕事の後、セルフプロデュースが続いていたKayaさんにとって、プロデューサーが存在する仕事は久しぶり。

「収録曲5曲すべての詩を書いていただきました。実は5年前に『リリー・マルレーン』すぐ書き下ろしてくださっていたんです。なので、ライブではうたっていましたが、そのうちコロナ禍が始まり、音源化の話が仕切り直しになりました。一旦仕切り直しになったので、もう自分で出そうかと思って、許可を取りに行ったら『出すなら一緒にやろう』と言ってくださって。すごく歌い手の気持ちに寄り添ってくださる繊細で優しい方です。『その言葉は感情が込めづらくない?』と聞いてくださったり。作品を美しくするためにつとめる姿勢が素晴らしく、端々であぁ作詞のプロフェッショナルなのだなぁと感動いたします。」

 及川さんは作詞だけでなく、サウンド面でも素晴らしい采配を。

「今回JACROTANGS(ジャクロタングス)というアルゼンチンタンゴのバンドさんも参加してくれてまして。10年前に庄野真代さんともコラボレーションされてます。2月19日のライブでも、JACROTANGS皆さんが演奏で参加してくださいます。あとはパーカッションも入って豪華になります」。

Kayaさん

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