
「苔庭の光に聞く」「深林の風に聞く」「琥珀の雨に聞く」。3つの香りを大事にするために、それぞれ着色はしていません。
「香りを嗅いだときに、自分なりの感じ方ができるように、あえて入浴剤自体には色はつけないようにしました。でも真っ白な3つの粉末を並べてみると、質感に少し違いがあります。それは保湿成分も香りに応じて使い分けたからなんです」
「保湿成分と香りがうまく引き立て合うように考えました。ヒノキと白檀はアルガンオイルとホホバオイルを使いましたが、沈香は香りもしっとりしているのでより保湿感を高めるイメージの出そうなシアバターとアルガンオイルを使っています」
なるほど「KODU」を実際に使ってみると、バスタイムの後に肌のしっとり感とほんのりした香りが残ります。その余韻がまた優しい時間をくれるのです。
「プロジェクトのメンバーが『私たちが本当に欲しいもの』をつくりたい、と心を一つにしてつくったシリーズです。おかげさまで、LOFT様などでもたくさんご購入いただいています。入浴剤売り場だけでなくウエルネスやヨガ・グッズの売り場にも置いていただいているようです。パッケージもあえて暮らしに溶け込むようなものを意識したので、確実にリピートしていただいているようです。今月は@cosmeTOKYO様で、ポップアップも決まりました。」
パッケージに描かれているイラストは、人の横顔のようであり、お香の煙のようでもあります。
「実際に使用した感想もSNSなどで伝わってきていまして、子育てをしている人も、一人暮らしの人も、いろんな人が、「KODU」のバスタイムを楽しんでくださっているのが伝わってきます。香木の素晴らしい香りを楽しむことは、日本古来のありがたい習慣です。忙しい毎日の中でお風呂だけでもゆっくりすることで、素の自分に戻るひとときを過ごしていただきたいですね」
平野さんとプロジェクトメンバーが心を込めて開発した「KODU」。
「瞑想香浴」は新しい生活習慣として、おすすめできそうです。
取材・文 森 綾
https://moriaya.jp/
大阪府生まれ。神戸女学院大学卒業。
スポニチ大阪文化部記者、FM802編成部を経てライターに。92年以来、音楽誌、女性誌、新聞、ウエブなど幅広く著述、著名人のべ2000人以上のインタビュー歴をもつ。
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撮影 Yumi Saito
http://www.yumisaitophoto.com/