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  • 人生の付箋になるような、1冊の本との出会い。
    日々の眠りの前に、そんな本と香りを

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 局アナからフリーアナウンサーへ、そして名騎手・福永祐一さんの妻として10年。京都に居を移し、3人の子供を育てながら生き生きと暮らす松尾翠さん。妻として母として忙しい時間の一方で、見つけたことがあると言います。それはマスメディアにいた頃と同じ熱量で、日常の些細な一瞬を大切にするということ。新しく始めたオンライン・ブックストアも、そんな気持ちがもとになっています。

人生の節目の家族旅行は、8泊9日のキャンピングカー旅

 フジテレビの人気アナウンサーとして活躍していた彼女が、大好きな人に出会って結婚したのは2013年。そのお相手は、日本の競馬界で燦然と輝いてた名騎手、福永祐一さんでした。

「当時夫は現役ジョッキー。私は局のアナウンサー。夫婦二人ともがプレイヤーというのは、やはりなかなか難しい。そのとき”今、必要なこと”を考えると、家族のサポートを優先することだと。今はフリーアナウンサーとして、少しずつ仕事も再開し始めています」

 初めて住む京都は、翠さんにとってすんなりとなじめる街だったようです。

「京都にはどっぷり。ずっと恋しています! まったくホームシックもないし、私はどこかの時代に京都にいたのかもしれないと思うくらいです。もともと好きだったきもののことも、京都ならではの着こなしがあって、興味をもって学んでいます。義母が師匠ですね」

 Instagramには、お義母様の汕頭刺繍の総柄のきものを着ておられた写真もとても素敵。

「あれは偶然手に入れることができたアンティークだそうです。細かい手仕事ができる人は少なくなっているそうで、そういうストーリーもきものの良さですよね」

 9歳、5歳、3歳という元気な子どもたちの子育てをしながら、文化や日々の暮らしを見つめる心も健やかな翠さん。
 夫の福永さんは今年3月に現役を引退され、来年からは本格的に調教師の仕事を始められます。

「夫は今年しか週末を休むことはできないので、春には家族でキャンピングカーを借りて、8泊9日の旅行をしました。その土地の美味しいものをいただいて、キャンピングカーに泊まる。子どもたちも私たちも本当に楽しくて『永遠に車中泊でもいい』くらいの感じでした(笑)」

 翠さんの屈託のない笑顔に、ご家族全員の笑顔が見えるような気がしました。

松尾翠さん

大好きな本のために。オンライン・ブックストアを開きました

 子どもの頃から本が大好きだったという翠さん。子どもたちと絵本を楽しみながら、さらにその気持ちが強くなっていきました。

「メディアに行く前からずっとずっと”推し”は本。人とコミュニケーションを取ることはもちろん一番大事だけれど、それは仕事の時間でもそうだったので。プライベートでは、本を片手に一人で、という時間もずっと大切にしていました。絵本、漫画、写真。… 紙媒体が好きで。そう、私の推しは本だった。でもコロナ禍になってから、街の本屋さんが閉まって行ったり、本もあまり元気がない。だから自分の好きな本を集めて、SNSを使ってお伝えしていく、そんな本屋さんができたらなあと思って、オンライン・ブックストアを始めたのです」

 オンライン・ブックストアの名前は『SENSE OF WONDER』。その月によってテーマを決め、10冊弱の選書をしています。

「たとえば6月は雨が多いから、気持ちが晴れる、ライトで明るい本がいいなとか。本を選び、インスタライブとブックレビューで、その本の魅力や、本がある人生の豊かさを伝えています。皆さんが本を選ぶこと、本がある日ポストに届くこと。…どの過程にもワクワクしたり、ちょっとうれしくなったりしたらいいなと。送料を負担してまで果たして買ってもらえるのかなと思いましたが、一緒に、本のある暮らしの楽しさを共有してくださる方々も増えてきました」

 翠さんがやろうとしていることは、本を売るというよりも、本をお勧めし、その出会いを作るという仕事。

「いつその本が手元にやってきたのか。その日付はそれぞれの人生の付箋になっているかもしれません。何かしんどいことがあって、その本を読みたいと思って、読んでみたらそこから少しずつ状況が変わっていった。そういうことがあったらいいなあと。そこから、本のある暮らしにつながればいいなあ、と。私は結婚して京都に来るまで、おおぜいの人たち、マスに対する仕事を送っていました。そしてそれも楽しいものでした。でもそれと同じ熱量で、日々の暮らしのなかに小さなことを見出していくこともまた素晴らしいことなんです。夢中で日々を暮らしていたからこそ、そこにオンラインの本屋さんができたらなあという価値を見出せたのだと思います」。

松尾翠さん

香りも、人生の必需品

 本と同じように、翠さんにとって「香り」は人生の必需品です。

「気分転換。心を落ち着かせたり、やる気にさせたり。基礎化粧品と同じくらい、毎日香りを大事にしています。少し頭痛がするときはこれ、ちょっと手に傷ができたらこれ、というふうにも。
人生の必需品ですね」

 局アナだった時代から『anming』のピロースプレーも愛用品だったそう。

「特にローズの香りが好きで。ストックしてみんなに『これいいのよ』と、配っていました。日本香堂の人みたいに(笑)。それで、あるバラエティ番組で『誰が一番寝付きが良いか選手権』みたいな特集があって、これで私が眠っている脳波を調べるという実験もしたんですよ」

 そうそうこの香り!と、anmingを手に取ってくれた翠さん。
 彼女の幸せな生活に、控えめな優しいアロマの香りはいつも寄り添っています。

『anming』ピロースプレー

《撮影協力》
ワインを楽しめる隠れ家オーベルジュ「千歳」の専用ラウンジもあるカフェ「Cafe de pin」。
テラスの向こうには、日本三景のひとつ、天の橋立が。
天の橋立ワイナリーのワインも楽しめます。
https://www.amanohashidate.org/chitose/62/

photo by Yumi Saito
http://www.yumisaitophoto.com/
Text by Aya Mori

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