香りには人一倍こだわりがある理恵さん。
「子どもができてからは、自分が香水を使うよりも、空間の香りによりこだわるようになりましたね」
それも朝、昼、晩と空間の香りの種類を変えるのだそう。
「朝は柑橘系の爽やかな香り。昼は少し華やかにフローラル系。夜はグリーン系で少し気分を落ち着かせて…というのが、基本のパターンですね。何を食べるか、何を飲むのかと同じように、香りも気分で変えていいものだと思うのです。ほとんど毎日、お香をたいています。家に帰ってきてお香をたくと『ここからは自分の時間』という気持ちの切り替えも演出できますから」
旅先にも必ず、アロマスプレーやお香のセットをもっていきます。
「出産のときも個室だったので、アロマのセットをもっていきました。妊娠中は使ってはいけないアロマもあるようなので注意が必要ですが、緊張が和らぎました」
和食の店を出したアデレードには定期的に通っていますが、そこでは自然のユーカリの香りを浴びるのも楽しみです。
「川沿いにユーカリの森があり、そのなかにランニングコースがあるんです。ミントとはまた違う、空気を浄化するようなその香りを浴びながら、走ります。本当に気持ちがいいですよ。最近はまた10キロくらいまでは走れるようになりました」
息をする度に体のなかが浄化されていくような。今の理恵さんは、ユーカリの香りいっぱいの森がとても似合います。
長谷川理恵プロフィール
はせがわ・りえ。1973年、神奈川県生まれ。
大学在学中の1993年「CanCam」でモデルデビュー。
2000年にTV番組の企画でホノルルマラソンに初挑戦して以来、8年連続出場。
現在は家族と湘南在住、WABI YOGAインストラクターとして活動を始め「健康」と「美」に関してリーダー的存在であり続ける。
Official site: https://hasegawarie.jp/
Official blog: https://lineblog.me/hasegawarie/
撮影 斉藤有美 http://www.yumisaitophoto.com/
取材・文 森 綾
フレグラボ編集長。雑誌、新聞、webと媒体を問わず、またインタビュー歴2200人以上、コラム、エッセイ、小説とジャンルを問わずに書く。
近刊は短編小説集『白トリュフとウォッカのスパゲッティ』(スター出版)。小説には映画『音楽人』の原作となった『音楽人1988』など。
エッセイは『一流の女が私だけに教えてくれたこと』(マガジンハウス)など多数。
http://moriaya.jp
https://www.facebook.com/aya.mori1
《WabiYoga™と、Wabisuki Academy》
Wabisuki Academy は、リーダーの知性教養体幹クリエーティビティーを磨く ”Journey“をWabiYoga™などのプログラムを通して提供します。
写真は、「日常を”Journey“に」をコンセプトに、抹茶グッズも入れられるようにつくられた「旅籠」。Wabisukiとしても茶道としても使えます。
http://www.wabisuki.jp/