1日1日、生きることが歌の財産になる。そんなクミコさんは最近、安眠のためにブレンドされたエッセンシャルオイルを好んで使っているそう。
「『ディープ・スリープ』という名前がついているオイルで、そのまま塗れるので、寝る前に左右の首筋から鎖骨へとつけて、フーッと深呼吸するんです。それを嗅いで眠ると、本当によく眠れるの」
呼吸の大切さは、歌うことにもつながっている。
「緊張したり、落ち着かないと、息が浅くなります。深い息が本当に大事なんですよね。
歌も、役者さんのセリフもそうだと思いますが、息を自分でコントロールすることが大切。自分でコントロールしないと歌にならないんですよ。どれだけコントロールできるかで、プロかどうかがわかります」
今どきの言葉を盛り盛りに詰め込んだ歌は苦手だと笑う。
「16分音符に全部言葉が乗っかっていたり、ビートオンリーみたいな歌が多いでしょう。でも言葉のスペースってとっても大事だと思うんです。日本人はもともと、俳句や短歌のように、言葉と言葉のスペース、余白を大事にしてきたでしょう。私もそれは大事だと思うんです」
ゆっくりと、言葉を一語一語選んで話してくださった。インタビューが終わると、一つライブを聴いたような気持ちになった。クミコさんの言葉はもはや歌なのだった。


<公演情報>
クミコ×タブレット純 昭和ジュークBOX~昭和歌謡とシャンソンの夕べ デラックス~
【日時】 2026年4月4日(土)
①第1部 開場 13:00/開演 14:00
②第2部 開場 17:00/開演 18:00
【特別ゲスト出演】
● 第1部(14:00開演)出演:Juni、Shin
● 第2部(18:00開演)出演:Juni、Masaya
【会場】 有楽町よみうりホール(東京都千代田区有楽町1-11-1 読売会館7階)
シャンソンのクミコ、ムード歌謡のタブレット純が贈る、思い出のメロディー。
トークも楽しい豪華なひとときです。
ゲストにBS日テレの音楽番組『現役歌王JAPAN』でおなじみのJuni、Shin、Masayaが登場。
若い実力派シンガーの歌う昭和歌謡とのコントラストも楽しみです。
公式サイト
https://sunrisetokyo.com/detail/32667/
取材・文 森 綾
フレグラボ編集長。雑誌、新聞、webと媒体を問わず、またインタビュー歴2200人以上、コラム、エッセイ、小説とジャンルを問わずに書く。
近刊は短編小説集『白トリュフとウォッカのスパゲッティ』(スター出版)。小説には映画『音楽人』の原作となった『音楽人1988』など。
エッセイは『一流の女が私だけに教えてくれたこと』(マガジンハウス)など多数。
http://moriaya.jp
https://www.facebook.com/aya.mori1
撮影 萩庭桂太
1966年東京都生まれ。
広告、雑誌のカバーを中心にポートレートを得意とする。
写真集に浜崎あゆみの『URA AYU』(ワニブックス)、北乃きい『Free』(講談社)など。
公式ホームページ
https://keitahaginiwa.com