フレグラボ|日本香堂

人と香りをつなぐwebマガジン

Fraglab
  1. HOME
  2. バックグラウンド・インタビュー「香を紡ぐ」
  3. 第2回:米脇信江さん(開発者)
    1. 特集
  • 香りを紡ぐ人びと
    第2回 米脇信江さん
    (株式会社日本香堂R&D事業本部 商品開発部課長)

おじいちゃん、おばあちゃんに会いにいくのだから

 米脇さんは、自身でお墓参りに行くとき、ちょっといいお線香を使うそう。

「お墓参りは、亡くなったおじいちゃん、おばあちゃんに会いにいくという感覚です。自分にとって大切だった人にいいものを使いたい。そういう気持ちになるんですよ。いいお線香は本当にいい香りがしますから。その時間と空間が特別なものになりますし、気持ちがほっとします。ぜひ少し上等なお線香も試してみていただきたいです」

少し上等なお線香、お正月から試してみるのもいいかもしれません。

香りは空間に漂わせて楽しむのが好き

⑤

 ずっと香りの仕事をしている米脇さんは、クセのある強い香りは苦手なのだそう。

「強い香りがずっと香っていると疲れてきますよね。ほのかに香る、香りにほわっと囲まれるのが好きです。もともと空間に漂わせて香りを楽しむのが、日本のお香の文化だと思います。中東あたりでは香木をそのまま燃やしますが、日本の香道は香木を間接的にあたためて香りを漂わせますからね。個人的には、香道の伽羅の香りが好きですが、日常的にはゼラニウムやローズマリーの入ったマッサージオイルの香りが好きで、1日の終わりにとても癒されます」

 ほのかに漂わせるには、マッサージした後に残るアロマオイルの香りくらいが素敵なのかもしれません。空間に漂わせるという香りの美学、今すぐ生活に取り入れられそうです。

  1. 2/2

取材・文 森 綾 https://moriaya.jimdo.com/
撮影 ヒダキトモコ https://hidaki.weebly.com/

  1. シェア
  2. LINEで送る
2016.10.25 written by 森綾

この記事の関連商品

  • ささら備長炭 コーヒー
  • エッセンシャルオイル各種
  • アロマベラ

オススメ記事

  • スペシャルインタビュー第1回
  • スペシャルインタビュー第2回
  • 連載読み切り短編小説第1回

最新記事

  • 第7回:熊谷直久さん・畑元章さん・小仲正克社長
  • スペシャル・インタビュー 第198回:松尾貴史さん
  • スペシャル・インタビュー 第197回:小谷実由さん
  • 第6回:中原慎一郎さん・小仲正克社長
  • スペシャル・インタビュー 第196回:藤田朋子さん
  • スペシャル・インタビュー 第195回:堀内將平さん

スペシャルムービー

  • 花風PLATINA
    Blue Rose
    (ブルーローズ)

  • 日本香堂公式
    お香の楽しみ方

  • 日本香堂公式
    製品へのこだわり

フレグラボ公式Xを
フォローする