今また出会えてよかった。そんなお二人の共演話はどんどん実現化していきました。
「本当に神がかっているなあと思えるほど。天国の京平先生や西城秀樹さんが応援してくれているのかもしれないですね」(岩崎)
11月24日にはデュエット曲『好きだなんて言えなかった』をリリース。年末にかけ、名古屋、大阪、東京での大きなデュオ・コンサートも開催されます。
「洋楽はないですが、『レ・ミゼラブル』からの曲はあるかな。五郎さんのコンサートはいまだに2時間休憩なしだそうですが、今回は休憩を挟んでの2部構成にします」(岩崎)
「選曲があっという間に決まったね」(野口)
と、準備も楽しそう。デュエット曲のタイトルはちょっとドキッとしますが。…岩崎さんが「妄想ソングなので」とキッパリ。
「歌詞をもらって、久々にキュンとしましたが。お互い見つめあったりせず、真っ直ぐ前を見て歌っています。お互い、それぞれ自分の人生に重ねてね」(岩崎)
それぞれ大切な伴侶がいらっしゃるので、心でその方に届けていらっしゃるのでしょうか。聴いている私たちも、自分の人生に照らし合わせて、聴いたり歌ったりするのが良さそうです。
お二人のコンサートというスペシャルな企画も、本当に楽しみです。
「こうして2人で舞台に立てるとは思わなかった。やる気にさせてもらって、本当に楽しみにしています。お集まりいただく皆様にじっくり聴いてもらえる良いものにしたいと思います」(岩崎)
「京平先生の曲だけではなく、2人で共有できるものは本当にたくさんあります。過去を新しくするためにまだまだ未来を見つめて頑張りたい。このワクワクを皆さんにもしっかり届けたいですね」(野口)
撮影中も本当に学生時代の同窓会のような笑顔だったお二人。最後に、好きな香りについて尋ねると、野口さんから意外な一言が。
「僕は香水はつけないんですけど。ミスディオールっていう香りには、女の子を感じますね」
岩崎さんは「私はディオリッシモだったけど、そういえば…」と、にっこり。
その昔、どんな女の子がミスディオールをつけていたのか、それはオフレコにしておきましょう。
アイドル時代からどんどん進化し、今ある素敵さを見せてくれるお二人の歌声。お二人のタッグは、そろそろコンサートに足を運びたい私たちの気持ちをさらに盛り上げてくれそうです。
取材・文 森 綾
フレグラボ編集長。雑誌、新聞、webと媒体を問わず、またインタビュー歴2200人以上、コラム、エッセイ、小説とジャンルを問わずに書く。
近刊は短編小説集『白トリュフとウォッカのスパゲッティ』(スター出版)。小説には映画『音楽人』の原作となった『音楽人1988』など。
エッセイは『一流の女が私だけに教えてくれたこと』(マガジンハウス)など多数。
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https://www.facebook.com/aya.mori1
撮影 初沢亜利(はつざわ・あり)
1973年フランス・パリ生まれ。上智大学文学部社会学科卒。第13期写真ワークショップ・コルプス修了。イイノ広尾スタジオを経て写真家として活動を始める。
東川賞新人作家賞受賞、日本写真協会新人賞受賞、さがみはら賞新人奨励賞受賞。写真集に『Baghdad2003』(碧天舎)、『隣人。38度線の北』『隣人、それから。38度線の北』(徳間書店)、『True Feelings』(三栄書房)、『沖縄のことを教えてください』(赤々舎)。
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