話していると、彼のあまりのフランクさにバレエダンサーだという気がしなくなってくる。それがジュリアンが広く愛される理由の一つなのかもしれない。しかし、過酷な練習を乗り越えて今の彼があるのは確かだ。
「なんでも挑戦して、なんでもtoo easyと思うようにしているんです。限界を設定してしまうと、その手前までしかできませんから。それと、難しいことほどやってみたくなる。もちろん、バレエダンサーにケガは付きものですから、足首の腱を切ってから5回舞台に立ったこともあります。でも公演をキャンセルするほどじゃなかったですから」
ポジティブな言葉の裏に想像を絶する精神力がある。でも根性という言葉は、なぜか彼には似合わない。それは彼にとって「冒険」だから。
新たな「冒険」も控えている。2月7、8日、東京渋谷・Bunkamuraオーチャードホールで、日本で初めての単独公演があるのだ。
「古典からコンテンポラリー、世界のトップダンサーが集まります。ジャンルを超えてアーティストが集まり、音楽とダンスが融合するようなオリジナルな舞台をつくることができそうです。新しい時代の人々が集まりますし、日本人のパフォーマーも一緒にステージをつくります。僕にとってまたワクワクする冒険です」
来年は他にも日本での舞台が予定されているという。行ったり来たりの忙しい年になりそうだが、ジュリアンは爽やかに微笑む。
「バレエダンサーはちょっとクレイジーなくらいの方がいい、と、最近知り合ったプロデューサーが僕に言いました(笑)」
やっぱりジュリアンはクレイジーなまでに動いていたいのだろう。動き続けるその長い四肢を、美しすぎるバレエダンスを、私たちもずっと見ていたくなるのである。

Julian MacKay presents -The Art of Dance-
ジュリアン・マッケイ&フレンズ バレエガラ -アート・オブ・ダンス-
2026年2月7日(土) 19:00開演(18:00開場)
2026年2月8日(日) 14:00開演(13:00開場)
料金:SS席 25,000円*特典付き/ S席 12,000円/ A席 9,000円/ B席 6,000円/ C席 4,000円
VIP席50,000円*2月8日公演のみ販売・特典・アフターパーティー付き
※各席種特典の詳細は公式HPにてご確認ください。 ※2月8日(日)公演対象18歳以下のお客様は無料ご招待! 詳細は公式HPにてご確認ください。
【チケット発売】
ローソンチケット最速先行:2025年11月5日(水)10:00-11月14日(金)23:59
ローソンチケット:https://l-tike.com/julian-mackay-friends/
プレイガイド先行:2025年11月15日(土)10:00-11月19日(水)23:59
ローソンチケット:https://l-tike.com/julian-mackay-friends/ 【Lコード:36186】
イープラス:https://eplus.jp/sf/detail/4429090001?P6=001&P1=0402&P59=1
チケットぴあ:https://w.pia.jp/t/julian-mackay-friends/ 【Pコード:537-864 】
チケットサンライズ:0570-077-020 (平日10:00~18:00)https://sunrisetokyo.com/ticket/
一般発売日:2025年11月22日(土)12:00 ※一般発売より各プレイガイド座席選択可
ローソンチケット:https://l-tike.com/julian-mackay-friends/ 【Lコード:36186】
イープラス:https://eplus.jp/sf/detail/4429090001?P6=001&P1=0402&P59=1
チケットぴあ:https://w.pia.jp/t/julian-mackay-friends/ 【Pコード:537-864 】
チケットサンライズ:0570-077-020 (平日10:00~18:00)https://sunrisetokyo.com/ticket/
Bunkamuraチケットセンター:03(3477)9999(10:00~15:00)※オペレーター対応・発売日はオンラインのみ
オンラインチケットMY Bunkamura:https://mybun.jp ※座席選択可
【主催・企画・制作】MacKay Productions / 山川徳久事務所 / サンライズプロモーション
【お問合せ】サンライズプロモーション 0570-00-3337(平日12:00-15:00)
【公式ページ】https://sunrisetokyo.com/detail/32068/
取材・文 森 綾
フレグラボ編集長。雑誌、新聞、webと媒体を問わず、またインタビュー歴2200人以上、コラム、エッセイ、小説とジャンルを問わずに書く。
近刊は短編小説集『白トリュフとウォッカのスパゲッティ』(スター出版)。小説には映画『音楽人』の原作となった『音楽人1988』など。
エッセイは『一流の女が私だけに教えてくれたこと』(マガジンハウス)など多数。
http://moriaya.jp
https://www.facebook.com/aya.mori1
撮影 萩庭桂太
1966年東京都生まれ。
広告、雑誌のカバーを中心にポートレートを得意とする。
写真集に浜崎あゆみの『URA AYU』(ワニブックス)、北乃きい『Free』(講談社)など。
公式ホームページ
https://keitahaginiwa.com