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    第270回:が〜まるちょばさん(パントマイムアーティスト)

《4》『ピストルと少年』には匂いを表現するシーンも

 アルバイトをしながらパントマイムをしていた頃のことを、が〜まるちょばさんはこんなふうに思い出す。

「ガソリンスタンドでバイトをしていたんです。ガソリンって独特のにおいがするでしょう。だからあのスタンドの横を通ってガソリンをにおいがすると、あの頃のことを思い出したりしますね。におい、香りって、記憶の中に強く刻まれていますよね。あとは新品のタイヤのゴムのにおいとか。それから、車の中も、においがあります。ベンツはベンツのにおいがするし、車種によって違うんですよ」

 しかしパントマイムの動きはほとんどが視覚と聴覚に訴えるものだ。

「香りは一番記憶に残るけれど、残念なことに僕は身体表現ですから、お客さんの耳と目に訴える、特に目に訴えるものなんですね。でもそこで五感はフルに使って表現しています。劇場の雰囲気にも、雰囲気と一言で言っても匂い、香りが含まれていますしね。一つ、言ってしまうと、今回の『ピストルと少年』には、匂いを嗅ぐシーンがあります」

 どんなシーンなのか、気になる。物語の内容については他に一切、彼は語らない。

「僕のパントマイムにはメッセージはありません。でも物語です。新作長編のタイトルは『ピストルと少年』。1時間あります。観ている人が100人いたら、受け取り方は100通りあるでしょう。一つ言えるのは、今回は日本でやることに特化してつくりました。モヒカンではなくかつらをかぶって演じます。劇場に足を運んでもらって、生で観てもらいたいですね。この表現はSNSやテレビでは伝えられないし、言葉でも説明できない。観に来てもらうしかないんです」

 一瞬一瞬に予測が立たないことのスリルと面白さ。表現と心の動きのダイレクトな共有。
 生身のが〜まるちょばさんを観に、その世界を体感するために、劇場に足を運びたい。

が〜まるちょばさん

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『GAMARJOBAT THEATRE 2026「ピストルと少年」』
『GAMARJOBAT THEATRE 2026「ピストルと少年」』
<公演概要>
【日時】2026年2月20日(金)~23日(月祝)
【料金】全席指定 6,000円(税込)
【会場】紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA


取材・文 森 綾
フレグラボ編集長。雑誌、新聞、webと媒体を問わず、またインタビュー歴2200人以上、コラム、エッセイ、小説とジャンルを問わずに書く。
近刊は短編小説集『白トリュフとウォッカのスパゲッティ』(スター出版)。小説には映画『音楽人』の原作となった『音楽人1988』など。
エッセイは『一流の女が私だけに教えてくれたこと』(マガジンハウス)など多数。
http://moriaya.jp
https://www.facebook.com/aya.mori1

撮影 萩庭桂太
1966年東京都生まれ。
広告、雑誌のカバーを中心にポートレートを得意とする。
写真集に浜崎あゆみの『URA AYU』(ワニブックス)、北乃きい『Free』(講談社)など。
公式ホームページ
https://keitahaginiwa.com


2026.2.2 written by 森綾
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