世界の「香り」のエピソードをご紹介したので、世界に目を向けて、各国々で親しまれている「国花」をご紹介いたします。「国花」は国民に親しまれている花のことです。国花を知ることで、今まで知りえなかった国のイメージが湧いてくるかもしれませんね
ヒマワリ
国花とする国:ロシア
ヒマワリ=太陽の花というイメージがあると思いますが、ロシアのような寒い国の国花なのは不思議ですよね。でも実は、ロシアでは4分の1のヒマワリ油が生産されており、ロシア人はヒマワリの種が大好きでおやつとして親しまれているようです。
バラ
国花とする国:イギリス・ブルガリア・ルーマニア・ルクセンブルク・イラク・イラン・オマーン・キルギス・アルジェリア・モロッコ
イギリスの国花は、有名なバラ戦争で赤バラをシンボルとするランカスター家の勝利が決め手になったそうです。イギリス含めその他の国々は、バラの女王ダマスクローズの産地であることからといわれています。
ラベンダー
国花とする国:ポルトガル
ラベンダーの語源はラテン語の「洗う」という意味から来ているそうです。
ロータス
国花とする国:エジプト・インド・スリランカ・バングラデシュ・ギアナ(フランス領)・パプアニューギニア
スイレンは古代エジプトの太陽神の象徴とされており、インドの仏教の仏像の台座もハスをモチーフにしているといわれています。ハスはヒンドゥー教や仏教にとって清らかに生きる象徴として、大切なお花なようですね。
ジャスミン
国花とする国:インドネシア・パキスタン・チュニジア
茉莉花(マツリカ)ともいわれるジャスミンは、とても良い香りがする南国のお花です。夜に咲き、香り高く美しい花です。チュニジアで起こった民主化運動はジャスミン革命と呼ばれています。