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• スペシャルインタビュー「今、かぐわしき人々」
  第49回：熊谷真実さん（女優）

《２》

 そんな楽しいツアーも終わったばかりの熊谷さんですが、７月、９月と続けざまに舞台の仕事が控えています。

 まず７月5日からは赤坂レッドシアターで『世襲戦隊　カゾクマンⅢ』が。

「私たちは大真面目でやっているのですが、笑ってもらえる壮大な家族劇です。世襲制で地球を守っている家族の物語で、私は母ピンク（笑）。最終的には地球を守りきれず、自衛隊のお世話になるという。…　シリーズ３部作のラストを飾る作品なので、ぜひ見ていただきたいですね」

 もともとつかこうへい劇団でデビューした熊谷さんなので、舞台の仕事はついつい引き受けてしまうと言います。

 ９月26日からは下北沢駅前劇場でまた面白そうなお芝居、ふくふくや第20回公演『こどものおばさん』が始まります。

「こどものおばさん、って私そのままでしょ（笑）。熟女バーの二人のホステスの話なんです。ある色男を取り合っていたら、どちらかの息子かもしれない、みたいなお話」

 暑い夏は本番に続き、稽古も忙しくなりそう。熊谷さんはどんなふうに体調を管理しておられるのでしょう。

「早い時間に夕食をとることと、なるべく早く寝ることでしょうか」

 野菜ソムリエやローフードマイスター、米粉マイスターの資格もおもちの熊谷さん。きっとお食事にも健康の秘訣がありそうな気がします。

《３》

　熊谷さんは「人生でアロマは欠かせないもの」と豪語します。

 「ツアー中は、ホテルを自分の空間にするために、まずお香を１本たいたりしますね。もちろん、これまで自宅でも小さな仏壇の前でお線香をたく時間をとても大切に思ってきました。3人姉妹ですが、私が仏壇を預かっているのです。私はあの世というものがあると信じていて、両親もご先祖様も見ていてくれていると思っています。生きている私たちにも、香りは脳に直接届くから、ご先祖様もきっとこの香りを頼りに私たちとつながってくれているような気がするのです。 だから、毎日、お線香をたいて手を合わせる時間は欠かせません。芸歴41年なのですが、舞台の座長をやらせてもらうのは、日本香堂さんのイベントが初めてです。そのご縁も、そんな私の習慣がつないでくれたのではないかと嬉しく思っています」

 まっすぐにこちらを見て真摯に語る熊谷さんを見ていると、あの世の人もこの世の人も、誰でも応援したくなるのではないかと思いました。

 手を合わせるように生きる彼女の演技は、ますます人の心に届くでしょう。

7/5〜公演　プリエールプロデュース「世襲戦隊カゾクマンⅢ」に出演します！

プリエールプロデュース
「世襲戦隊カゾクマンⅢ」

◆日程◆　2019年7月5日(金)～7月17日(水)
◆会場◆　赤坂レッドシアター [東京都 港区赤坂3-10-9 赤坂グランベルホテルB2F] MAP
◆料金◆　一般前売￥4,500- / 当日￥4,800- / 高校生以下前売￥2,500- / 高校生
以下当日￥2,800- (入場時身分証提示)　※全席指定・税込
※車椅子スペースの取扱いはプリエールのみとなります。ご希望の場合はプリエール
【03-5942-9025（平日1。
http://www.oursongs-creative.jp/topic/archives/1636

9/26～公演　ふくふくや第20回公演「こどものおばさん」に出演します

ふくふくや第20回公演「こどものおばさん」
作：竹田新 / 演出：司茂和彦

◆日程◆ 2019年9月26日(木)〜10月6日(日)
◆場所◆ 下北沢駅前劇場 [MAP]
◆料金◆ 前売￥4,500- /当日￥4,700- / 福ふく割り￥4,000-
詳細は下記サイトまで。
http://www.oursongs-creative.jp/topic/archives/1664

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取材・文　森　綾
フレグラボ編集長。雑誌、新聞、webと媒体を問わず、またインタビュー歴2200人以上、コラム、エッセイ、小説とジャンルを問わずに書く。
近刊は短編小説集『白トリュフとウォッカのスパゲッティ』（スター出版）。小説には映画『音楽人』の原作となった『音楽人1988』など。
エッセイは『一流の女が私だけに教えてくれたこと』（マガジンハウス）など多数。
http://moriaya.jp
https://www.facebook.com/aya.mori1

撮影　ヒダキトモコ
https://hidaki.weebly.com/

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